航空会社

航空会社の上級会員ステータスを徹底比較【ANA・JAL・主要13社】

公開: 2026年7月9日著者: 編集長

航空会社の「上級会員ステータス(エリートステータス)」とは、年間の搭乗実績やマイル積算に応じて付与される会員ランクのことです。ラウンジ利用・優先搭乗・追加受託手荷物・アップグレード優先など、旅を快適にする特典が階層ごとに用意されています。

JALなら「ワンワールド・サファイア」、ANAなら「スターアライアンス・ゴールド」のように、加盟する航空アライアンス共通のステータスにも対応しており、提携航空会社でも同等の特典を受けられるのが特徴です。当サイトが扱う主要13社を横断で比較します。

ANA・JALのステータス階層

ANAマイレージクラブ(プレミアムメンバーサービス)

ステータス獲得条件(年間・暦年)アライアンス相当
ブロンズサービスプレミアムポイント30,000pt(ANAグループ便15,000pt以上)なし(自社基礎特典)
プラチナサービスプレミアムポイント50,000pt(同25,000pt以上)スターアライアンス・ゴールド相当
ダイヤモンドサービスプレミアムポイント100,000pt(同50,000pt以上)スターアライアンス・ゴールド相当

JALマイレージバンク(FLY ONプログラム)

ステータス獲得条件(年間・暦年)アライアンス相当
JMBクリスタルFLY ONポイント30,000pt(JALグループ便15,000pt以上)ワンワールド・ルビー相当
JMBサファイアFLY ONポイント50,000pt(同25,000pt以上)ワンワールド・サファイア相当
JMBダイヤモンドFLY ONポイント100,000pt(同50,000pt以上)ワンワールド・エメラルド相当

各社の詳しい特典は、エアライン図鑑から個別のエアラインページをご覧ください。

ANA SFC・JAL JGC——「一生モノ」のステータスとは

ANA・JALには、通常の「毎年の搭乗実績で判定される」ステータスとは別に、一度取得すれば維持しやすい特別な仕組みがあります。

ANAスーパーフライヤーズカード(SFC)

プラチナサービス・ダイヤモンドサービスのいずれかを一度獲得した会員だけが申し込めるクレジット機能付きカードです。通常のステータスは毎年の搭乗実績で判定されますが、SFCは一度入会すればカードの年会費(最安11,275円)を払い続ける限り、翌年以降の搭乗実績を問わずプラチナ相当(スターアライアンス・ゴールド扱い)のステータスを維持できます。

なお、2026年4月に「2028年4月から年間決済300万円未満の会員はスターアライアンス・シルバーへ降格」という制度改定が発表されましたが、2026年6月25日にANAが「内容を見直す」と発表し、2026年9月末までに再案内される予定です(2026年7月時点では旧制度のまま運用されています)。

JGC(JALグローバルクラブ)

JALグループ便の搭乗実績や対象ライフスタイルサービスの利用等で貯まる生涯実績ポイント(Life Status Points)が1,500ポイント以上に達し、かつ対象のJALカード(CLUB-Aカード・CLUB-Aゴールドカード・JALダイナースカード・プラチナ・プラチナPro)のいずれかを保有していること、この両方を満たして初めて入会資格を得られる会員組織です。対象カードを保有し続ける限り翌年以降の搭乗実績を問わずJMBクリスタル以上(ワンワールド・サファイア相当)のステータスが継続します。カードを解約するとJGC資格も自動的に失効します。

いずれも「一定の搭乗実績で権利を得たあと、対象カードを持ち続けることでステータスを維持する」という共通の構造になっている点が特徴です。

提携カードで得られるメリット

当サイトが扱うANA・JALの提携カードは、いずれも搭乗マイル・FLY ONポイントの積算率アップやJGC入会資格に関わります。

  • JALカード(CLUB-Aカード以上):搭乗ボーナスが普通カードの10%からCLUB-Aカード以上で25%に増加。CLUB-Aゴールドカード以上は「ショッピングマイル・プレミアム」に自動加入し、通常200円=1マイルの還元が100円=1マイルに倍増。CLUB-Aカード・CLUB-Aゴールドカード・プラチナはいずれもJGC入会・維持の対象カードです。
  • ANAカード(ゴールドカード・アメックスプレミアム等):プレミアムポイントの積算対象で、ANAゴールドカード/ANAカード プレミアム保有者はフライトボーナスマイルに+5%が加算されます(積算率は高い方のみ適用)。

各カードの詳細は、マリオット・ヒルトン・ANA・JALカード全12枚比較もあわせてご覧ください。

その他の主要エアラインのステータス階層

航空会社アライアンス最上位ステータスアライアンス相当
ユナイテッド航空スターアライアンスPremier 1Kスターアライアンス・ゴールド相当
シンガポール航空スターアライアンスSolitaire PPS Clubスターアライアンス・ゴールド相当
タイ国際航空スターアライアンスPlatinum(招待制)スターアライアンス・ゴールド相当
エバー航空スターアライアンスDiamondスターアライアンス・ゴールド相当
キャセイパシフィック航空ワンワールドDiamondワンワールド・エメラルド相当
アメリカン航空ワンワールドExecutive Platinumワンワールド・エメラルド相当
カタール航空ワンワールドPlatinumワンワールド・エメラルド相当
ブリティッシュ・エアウェイズワンワールドGold(Gold Guest List)ワンワールド・エメラルド相当
デルタ航空スカイチームDiamond Medallionスカイチーム・エリートプラス相当
大韓航空スカイチームMillion Miler Clubスカイチーム・エリートプラス相当(生涯資格)
エミレーツ航空非加盟Platinum対応なし(自社完結)

ステータスを選ぶときのポイント

  • どの空港を拠点によく使うか:ハブ空港に強い航空会社ほど、乗り継ぎでの恩恵を受けやすくなります
  • 国内線を頻繁に使うか:ANA・JALは国内線ネットワークが充実しており、国内外どちらも使う人ほど自社ステータスの価値が高まります
  • クレジットカードとの相性:ANA SFC・JAL JGCのように、カードを起点にステータスを維持できる仕組みがあるかは、長期的なコストに直結します

各社ともマイル・ポイント制度は改定が頻繁です。最新の獲得条件・特典は必ず各社公式サイトでご確認ください。

Author

編集長

30代。マリオットボンヴォイ・アメリカン・エキスプレス・プレミアム、ヒルトン・オナーズ・アメリカン・エキスプレス・プレミアム、アメリカン・エキスプレス・プラチナの3枚を用途に応じて使い分けながら、年間カード決済額はおよそ3,000万円。多忙な中でも年1〜2回の海外旅行と、沖縄(ヒルトン沖縄瀬底リゾートなど)への年1〜2回の旅行を欠かさない。直近の年末年始はセントレジス・モルディブ・ヴォンムリ・リゾートに滞在し、ガラディナーやヨット・無人島レンタルを体験、マンタやイルカにも出会えた。先週はハワイに近親者12名と約10日間滞在。掲載データはすべて公式サイトの一次情報と実際の宿泊・体験に基づいて検証している。

FAQ

よくある質問

Q. ANAスーパーフライヤーズカード(SFC)に入会する条件は何ですか?
プラチナサービスまたはダイヤモンドサービスのいずれかを一度獲得した会員だけが申し込めます。一度入会すればカードの年会費(最安11,275円)を払い続ける限り、翌年以降の搭乗実績を問わずプラチナ相当(スターアライアンス・ゴールド扱い)のステータスを維持できます。
Q. JGC(JALグローバルクラブ)に入会する条件は何ですか?
JALグループ便の搭乗実績や対象ライフスタイルサービスの利用等で貯まる生涯実績ポイント(Life Status Points)が1,500ポイント以上に達していること、かつCLUB-Aカード・CLUB-Aゴールドカード・JALダイナースカード・プラチナ・プラチナProのいずれかの対象JALカードを保有していること、この両方を満たす必要があります。対象カードを保有し続ける限り、翌年以降の搭乗実績を問わずJMBクリスタル以上(ワンワールド・サファイア相当)のステータスが継続します。
Q. ANAマイレージクラブで最上位のダイヤモンドサービスを獲得するには何ポイント必要ですか?
年間(暦年)でプレミアムポイント100,000pt(うちANAグループ便で50,000pt以上)が必要です。ダイヤモンドサービスはスターアライアンス・ゴールド相当のステータスにあたります。
Q. ANA SFCの年会費決済額による降格制度は今どうなっていますか?
2026年4月に「2028年4月から年間決済300万円未満の会員はスターアライアンス・シルバーへ降格」という制度改定が発表されましたが、2026年6月25日にANAが「内容を見直す」と発表し、2026年9月末までに再案内される予定です。2026年7月時点では旧制度のまま運用されています。